格安SIMのデメリットとは?10の注意点と回避法・乗り換え手順を解説

私自身、大手キャリアから格安SIMに乗り換えて家計が軽くなった一人です。その経験と総務省の公式情報をもとに、本当に注意すべき点だけを正直にお伝えします。
この記事で分かるのは、デメリット10個の中身と回避法、致命的に困る人・困らない人の見分け方、そして失敗しない乗り換え手順です。
格安SIMのデメリットとは?まず知っておきたい結論

格安SIMの一番のデメリットは「混雑する時間帯に通信速度が落ちやすい」点です。これは事業者の努力不足ではなく、仕組み上どうしても起きやすい性質のものです。
逆に言えば、なぜ起きるかを理解すれば対処できます。まず言葉の意味から整理します。
そもそも格安SIMとは何か(やさしい解説)
格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手の回線を借りてサービスを提供する事業者のことです。専門用語ではMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼びます。
自前で基地局を持たず回線を借りているぶん、設備コストが少なく、料金を安くできるという仕組みです。
デメリットが生まれる理由(大手キャリアとの仕組みの違い)
借りている回線の「幅」には限りがあります。利用者が一斉にスマホを使う時間帯は、その幅を取り合う形になり、速度が落ちやすくなります。
総務省も、MVNOについて「利用者が集中する時間帯に通信速度が低下することがある」と案内しています。
格安SIMの主なデメリット10選
デメリットを10個に整理しました。ただし正直に言うと、すべてが全員に当てはまるわけではありません。下の表で全体像をつかんでください。

| デメリット | 内容 | 回避のしやすさ |
|---|---|---|
| 速度低下 | 昼や夕方の混雑時に遅くなりやすい | Wi-Fi活用で対策可 |
| 店舗が少ない | 対面サポートを受けにくい | オンライン中心なら問題なし |
| キャリアメール | 従来のメールがそのまま使えない | フリーメールで代替可 |
| LINE機能の一部制限 | ID検索ができない場合がある | 年齢確認の手段で対応 |
| 初期設定が必要 | APN設定を自分で行うことがある | 手順どおりで5分程度 |
| 大容量プランが少ない | 使い放題の選択肢が限られる | 事業者選びでカバー |
| 通話料が割高 | かけ放題が別料金のことがある | 通話オプションで対策 |
| 支払い方法の制限 | クレカ払いのみの場合がある | 口座振替対応社を選ぶ |
| 端末の動作確認 | 全端末が使えるわけではない | 公式の対応端末一覧で確認 |
| 災害用伝言板 | キャリアの一部サービスが使えない | 別の安否確認手段を用意 |
混雑する時間帯に通信速度が落ちやすい
これが最大の弱点です。平日の昼12時台と、夕方から夜の帰宅ラッシュ。この時間帯に動画や地図を開くと、もたつくことがあります。
私が使っていて一番気になったのも昼休みでした。ニュースの画像が出てこない、という程度ですが、人によってはストレスに感じます。
店舗が少なく対面サポートを受けにくい
格安SIMはオンライン申し込みが中心です。総務省も「店頭でのサポートが受けにくい」点を注意点として挙げています。
対面で相談したい人には向きません。逆に、ネットで手続きを完結できる人なら、店舗がなくて困る場面はほぼないというのが私の実感です。
キャリアメールや一部のLINE機能が使えない
@docomo.ne.jpなどのキャリアメールは、乗り換えるとそのままでは使えません。総務省によれば、継続利用には各社の持ち運びサービスの手続きが必要になります。
LINEは普通に使えますが、ID検索だけは年齢確認の仕組みの都合で使えない事業者があります。QRコードや電話番号で友だち追加すれば回避できます。
初期設定や端末選び・支払い方法に制限がある
SIMを差し替えてAPN設定という初期設定を自分で行う必要がある場合があります。総務省もこの点を案内しています。
支払いがクレジットカードのみという事業者もあります。口座振替を使いたいなら、対応している会社を選ぶ必要があります。
デメリットを解消・回避する具体的な方法
ここが本題です。先ほどの10個は、ほとんどが工夫で消せます。私が実際にやって効果があった方法を中心に紹介します。

速度低下を避ける時間帯の工夫とWi-Fiの活用
対策はシンプルで、混む時間に重い通信をしないこと。動画のダウンロードやアプリ更新は、自宅のWi-Fiにつないだ夜のうちに済ませます。
自宅と職場にWi-Fiがある人なら、外で携帯回線を使うのは移動中くらい。速度低下の影響は驚くほど小さくなります。
初期設定(APN設定)の手順をやさしく解説
APN設定とは、スマホに「どの回線を使うか」を教える作業です。届いたSIMを入れて、案内どおりに進めれば終わります。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 届いたSIMをスマホに差し替える |
| 2 | 設定アプリのモバイル通信を開く |
| 3 | 事業者の案内するAPN情報を入力または選択 |
| 4 | 再起動して通信できるか確認 |
最近はAPNが自動で入る端末も増えています。実際にやってみると5分ほど。身構えるほどではありませんでした。
eSIM・デュアルSIM運用で弱点を補う方法
eSIMは、カードを差し替えずスマホ内に直接書き込むタイプのSIMです。対応端末なら、申し込み後すぐに使えます。
私のおすすめは、メイン回線とサブ回線の2枚持ち。混雑で片方が遅いとき、もう片方に切り替えれば速度の弱点を実質的に消せます。
データ繰り越しやテザリングなど機能面の確認ポイント
余ったデータを翌月に持ち越せる「繰り越し」や、スマホを親機にする「テザリング」は、事業者ごとに対応が分かれます。
申し込み前に公式サイトでこの2点を確認しておくと、後で「使えなかった」と慌てずに済みます。
デメリットが致命的になる人・ならない人の判断基準

格安SIMが合うかどうかは、使い方で決まります。同じデメリットでも、痛くも痒くもない人と、毎日ストレスを感じる人に分かれます。
格安SIMが向いている利用シーン・利用者層
自宅や職場にWi-Fiがある人。月のデータ量が少なめの人。手続きをネットで完結できる人。この3つに当てはまるなら、デメリットはほぼ気になりません。
私はまさにこのタイプで、乗り換えて困ったことは正直ほとんどありませんでした。
やめておいた方がよい人の特徴
逆に、外で大量に動画を見る人や、対面サポートがないと不安な人にはおすすめしません。
昼休みに必ず外でオンライン会議をする、といった使い方なら、速度低下が直撃します。ここは無理に勧めません。
迷ったときの簡単チェックリスト
| 質問 | 当てはまる? |
|---|---|
| 自宅か職場にWi-Fiがある | → 向いている |
| 月のデータは10GB以内で足りる | → 向いている |
| 手続きはスマホやPCでできる | → 向いている |
| 対面でないと不安だ | → 慎重に |
| 外で長時間動画を見る | → 慎重に |
乗り換え(MNP)の手順と失敗しない注意点
乗り換えで一番怖いのは「電話番号を引き継げるか」だと思います。MNPという仕組みを使えば、番号はそのまま移せます。手順を順に見ていきます。

乗り換え前に確認すること(SIMロック・対応端末・違約金)
今のスマホを使い続けるなら、SIMロックの有無と、乗り換え先で動作確認が取れているかを確認します。総務省も、全端末が全回線で使えるわけではないと案内しています。
契約の縛りや違約金が残っていないかも、乗り換え前に今のキャリアでチェックしておくと安心です。
申し込みから開通までの流れ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 今のキャリアでMNP予約番号を取得する |
| 2 | 乗り換え先で番号を入力して申し込む |
| 3 | SIMまたはeSIMを受け取る |
| 4 | 回線切り替えとAPN設定を行う |
| 5 | 通信・通話ができるか確認して完了 |
最近はMNPワンストップに対応し、予約番号なしで乗り換えられる組み合わせも増えました。対応していれば手順1を省けます。
よくある失敗例とその防ぎ方
よくあるのが、MNP予約番号の期限切れです。番号には有効期限があるので、取得したらすぐ申し込むのが鉄則です。
もう一つは、開通前に古いSIMを捨ててしまう失敗。切り替えが終わるまで手元に残しておきましょう。
格安SIMのメリットと大手キャリアとの料金比較
デメリットを並べてきましたが、それでも私が乗り換えを勧めるのは、毎月の料金が下がるからです。家計への効果は大きいです。

毎月の料金を大きく節約できる仕組み
格安SIMが安いのは、回線を借りて設備コストを抑えているから。とくに少ないデータ容量のプランが充実していて、使う量に合わせて無駄なく選べます。
料金プランがシンプルで分かりやすいのも、地味ですが大きな利点だと感じます。
乗り換えキャンペーンや独自オプションの魅力
乗り換えのタイミングでは、各社が独自のキャンペーンを用意していることが多いです。データ増量や月額割引など、内容は時期で変わります。
申し込む前に、今やっているキャンペーンを公式で確認するだけで、得をすることがあります。
大手キャリアと格安SIMの料金シミュレーション
具体的な金額は事業者・容量・キャンペーンで大きく変わるため、ここで断定はしません。総務省も、個別の月額は各社の料金表で確認すべきとしています。
私が実践したのは、現在の月額を紙に書き出し、候補社の料金表と1対1で見比べる方法です。これが一番確実でした。
後悔しない格安SIMの選び方(事業者比較の視点)

格安SIMはたくさんあって迷いますが、見る軸は3つに絞れます。支払い方法、通信品質、料金プラン。この順で確認すれば失敗しにくいです。
支払い方法・サポート体制で選ぶ
クレジットカードを持っていない人は、口座振替に対応しているかが最初の関門です。総務省も、支払い方法に制限がある事業者があると注意を促しています。
電話サポートの有無も、不安な人は事前に見ておくと安心です。
通信品質と料金プランで選ぶ
借りている回線がドコモ系かau系かソフトバンク系かで、つながりやすさの傾向が変わります。自分の生活圏でつながる回線系を選ぶのがコツです。
そのうえで、自分の月のデータ量に合うプランがあるかを見ます。
中立的な比較で自分に合う1社を見つける
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 支払い方法 | 口座振替に対応しているか |
| 回線系統 | 生活圏でつながる回線か |
| データ容量 | 自分の使用量に合うか |
| 通話オプション | かけ放題の有無と料金 |
| 繰り越し・テザリング | 必要な機能に対応しているか |
全部を満たす完璧な1社はありません。自分が外せない条件を2つ決めて、それで絞るのが現実的です。
格安SIMのデメリットに関するよくある質問
最後に、読者からよく寄せられる疑問にまとめて答えます。総務省の案内と、私の乗り換え経験をもとにしています。

よくある質問
迷っているなら、まず今の月額料金を紙に書き出すところから始めてみてください。数字が見えると、判断が一気に楽になります。
